マクドナルドの低迷から学べること

”1971年、銀座三越店内に国内1号店を開店して以来、40年以上も日本のファストフード業界を牽引し続けてきたマクドナルドが、過去に類を見ないほどの苦境に立たされている。

日本マクドナルドホールディングスは16日、15年12月期連結決算の売上高が前期比10%減の2000億円、最終損益が380億円の赤字となり、前期に続いて2年連続で最終赤字になるとの予想を発表した。また、全店売上高は昨年2月から今年3月まで14カ月連続でマイナスを続け、客離れも止まらない。

昨夏に発覚した中国工場での使用期限切れ鶏肉問題、そして今年初めの異物混入問題と、食の安全性や衛生面に関わる致命的な問題が立て続けに露呈したことが大きく影響している。

MSNNewSより引用http://www.ams.jp/ono/msnmacnews

もうすでに、誰でも知っていることですが、鶏肉事件や異物混入問題などが続きマクドナルドの経営が悪化しています。マクドナルドからお客が離れており、現社長のサラ・カサノバさんはマーケティングのプロでありながらもうどうしようもない状況になっているようですね。

さて、私が考えるには以上のような問題も現在の客離れも、マクドナルドの体質(特に経営陣側の考え方)にあると思うのです。

確かに上場企業ですから株価を上げる努力をしなければなりません。つまり、利益を上げなくてはならないのですね。もっと言うと、安く仕入れて材料をケチって少しでも高く売るってことでしょうね。

しかし、そういったことを無責任に成果主義のど真ん中で働かせている社員に任せっぱなしにすると大変な事になってしまいます。

でも、こんなことが、私たちの身近なトコにもあふれるほどあるんです。

安く仕入れることを、コストダウンとか呼びますがこれがエスカレートすると業者を”叩く”といいますね。これがさらにひどくなると”絞る”とまで言われています。しかもこういったことを仕入れ担当者が笑いながら話すんですね。もうゲーム感覚というか・・・本当に困ったものです。

こうして叩いたり絞ったりすると、会社に帰ってよほど褒められるのでしょう。

また、ギリギリまで原材料を惜しんで作った商品を”いくらまで値段を吊り上げられるのか”または、”クレームが出ないギリギリの商品と価格”を設定して利益を上げることに集中した営業をお客はいつまで我慢するのでしょうか。写真と随分違う現物にも本当にがっかりしてきましたよね。

要は、お客をがっかりさせ続け、少々のクレームは店舗内で握りつぶされてきた結果なのだと思うんです。これは、数年前のクーポンサイトで起きたおせち料理の事件と同じような姿ですね。

そうした、がっかり感にプラスしてニュースで流れたあの緑色になった鶏肉事件が決め手になって脚が遠のいていくのだと思うんです。

ですから、よーく考えてみると最近マクドナルドに行っても、そしてマクドナルドのハンバーガーを食べても”感動”が無くなったと思うんです。この”感動”ってとっても大切だと思うんですね。

こうしたことから、私たちは自社の営業内容でお客をがっかりさせない事。そしてお客に感動してもらうことを目指す必要があるんだと思うんです。

 

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投稿者: 小野 透

秋田マーケットサービス有限会社代表 経営コンサルタント、特に工務店向けのコンサルティングを行っている。同時にWEBサイト、アプリ開発等の監修作業も行う。