「店舗で使っているスマレジ・タイムカード、そろそろ他の勤怠管理システムと比べてどうなのか確かめたい」——そんな問い合わせが、最近の中小企業のバックオフィスから増えています。とくに比較対象として名前が挙がるのが、freee勤怠管理Plus、King of Time、ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠の4つです。

本記事では、スマレジ・タイムカード vs freee勤怠管理Plusを軸に、King of Time、ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠との違いも整理します。あわせて、スマレジ・タイムカードを使い続ける前提で給与振込まで効率化できるアプリ「ぜんぎんコネクト」(スマレジ・アプリマーケット専用、スマレジ/スマレジ・タイムカードユーザー向け)の活用法もご紹介します。

この記事の結論

店舗運営・小売・飲食・サービス業でPOS連携や打刻方法の柔軟さを重視するならスマレジ・タイムカード、51〜1,000人規模のオフィス中心で複雑な就業規則を運用したいならfreee勤怠管理Plusが向きやすい、というのが大枠の整理です。どの勤怠ソフトを使っても残る「給与振込データ作成」 の手作業は、スマレジ環境であればぜんぎんコネクトで自動化できます。

なお、ぜんぎんコネクトはスマレジ環境がない事業者は対象外です。本記事の後半は、すでにスマレジまたはスマレジ・タイムカードを導入済み、または導入予定の方を想定しています。

クイックアンサー

迷ったときの結論はシンプルです。店舗運営・小売・飲食・サービス業でPOS連携や打刻方法の柔軟さを重視するならスマレジ・タイムカード51〜1,000人規模のオフィス中心で複雑な就業規則を運用したいならfreee勤怠管理Plusが向きやすい、というのが筆者の整理です。

スマレジ・タイムカードはPC打刻、スマホ・タブレット打刻、笑顔認証打刻といった打刻方法を備え、店舗オペレーションに溶け込みやすい設計です。一方freee勤怠管理Plusは価格は1ユーザーあたり月額300円で、中小企業法人におすすめの勤怠管理システムで、特に51人以上1,000人以下の企業のニーズをカバーするさまざまな機能が強みです。

そして、どちらの勤怠管理システムでも残る共通課題が「給与振込データの作成」。ここでスマレジ・タイムカードユーザーがそのまま使えるのが、ぜんぎんコネクトです。

比較対象の勤怠管理システムとこの記事の前提

この記事では、スマレジ・タイムカードを中心に、freee勤怠管理Plus、KING OF TIME(キング オブ タイム)、ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠という5つの勤怠管理システムを比較します。いずれも中小企業で候補に入りやすい類似サービスですが、想定している業種、従業員規模、給与計算ソフトとの連携、シフト管理の設計思想がかなり違います。

そのため「どれが一番良いか」ではなく、「自社の働き方に合う勤怠管理システムはどれか」で見るのが現実的です。店舗ビジネスならPOSレジや売上データとの連携、オフィス中心なら複雑な就業規則への対応、複数拠点なら打刻方法と承認フロー、給与計算まで内製するなら給与計算ソフトとの接続が判断軸になります。

勤怠管理システム向いている企業強み注意点
スマレジ・タイムカード小売・飲食・サービスなど店舗運営スマレジPOS連携、笑顔認証、シフトと人件費の管理給与振込FBデータは別途アプリ連携で補完する
freee勤怠管理Plusfreee人事労務を使う中小企業freeeシリーズ連携、給与計算ソフトとの接続店舗POSや売上連動シフトの文脈は弱い
KING OF TIME拠点数・従業員数が多い企業打刻方法の幅、導入実績、外部連携店舗POSとの一体運用は個別に設計が必要
ジョブカン勤怠管理必要機能を組み合わせたい企業出勤管理、シフト管理、休暇申請などを選択しやすい利用機能数と最低利用料金を確認する必要がある
ジンジャー勤怠人事・労務・給与をシリーズで揃えたい企業バックオフィス領域を横断して管理しやすい店舗運営特化というより人事労務全体向け

比較表を見るときのポイント

勤怠管理システムの比較表では、月額料金だけでなく、打刻方法、シフト管理、有給休暇管理、申請承認、給与計算ソフト連携、スマホ対応、サポート体制、類似サービスとの違いを並べて確認します。特に中小企業では、管理部門の人数が少ないため「設定が簡単か」「従業員が迷わず使えるか」「給与計算と銀行振込までの作業が増えないか」が重要です。

スマレジ・タイムカードとは?基本のおさらい

サービス概要

スマレジ・タイムカードは、POSレジ「スマレジ」と同じ株式会社スマレジが提供するクラウド勤怠管理システムです。

PC打刻、スマホ・タブレット打刻、笑顔認証打刻といった打刻方法があります。給与の自動計算、アルバイトのシフト管理、各種休暇管理、タグを利用した日報管理、進捗や予算消化率を管理できるプロジェクト管理、スタッフ毎のダッシュボード表示などの基本的な機能を備えています。

導入実績も拡大しており、登録事業所は155,600(※スマレジ・タイムカード公式HP、2025年5月15日閲覧)を突破しています。

料金プランの考え方

スマレジ・タイムカードは複数プラン制で、スタンダードプランは、勤怠管理機能のみを利用したい方におすすめなプランです。なんと従業員数30名までは月額料金が無料。31名以上で利用する場合は、月額1,210円(税込)〜です。

上位プランでは給与計算やシフト管理が利用でき、スマレジ・タイムカードのすべての機能を使えるのは、エンタープライズプランです。すべての機能に加え、わからないことがあったらコールセンターサポートを利用できます。

トライアル期間も寛容で、最大で60日間の無料お試し期間が用意されています。

スマレジPOSとの相性

POSレジシステム「スマレジ」と連携することで、日々の売上実績や予算データをタイムカードに取り込み、「人件費率」や「労働分配率」をリアルタイムに算出しながらシフトを作成・調整できます。店舗ビジネスならではの強みです。

freee勤怠管理Plusとは?

サービスの位置づけ

freee勤怠管理Plusは、freee株式会社が提供するクラウド勤怠管理に特化したサービスです。2021年からサービスの提供を開始した、比較的新しい勤怠管理システムで、freee人事労務(給与・労務手続き・年末調整)との連携を前提に設計されています。

別製品であるfreee人事労務(給与・労務手続き・年末調整・従業員情報に対応)へAPI連携にてワンクリックで勤怠データを連携可能。当該月の給与計算、給与明細発行・配布、給与振り込みのファイル生成まで可能とされています。

料金プラン

freee勤怠管理Plusは初期費用0円、月額料金300円/人とシンプルな料金プランです。月額料金はシステムに登録された人数に応じて加算されます。

注意点として、2026年5月より、5ライセンス(ID)分の料金を「基本料金」として導入します。ご登録の従業員数が4名以下の場合でも、基本料金として5ライセンス分の料金が発生します。少人数の店舗が導入する際はこの点を確認しましょう。

機能の特徴

固定的な時間はもちろん、1〜3ヶ月単位のフレックス、裁量労働制、週・月・年単位での変形労働制に対応しており、複雑な就業規則のオフィスワーク企業を意識した作りです。

スマレジ・タイムカード vs freee勤怠管理Plus:8つの観点で比較

1. 料金体系の違い

スマレジ・タイムカードは少人数なら無料から始めやすいのが特徴。30名までスタンダードプランが無料です。一方freee勤怠管理Plusは月額料金は1ユーザーあたり300円の従量課金で、最低5ID相当の基本料金が前提となります。

小規模店舗ほどスマレジ・タイムカードのコスト優位が出やすく、中堅規模で就業ルールが複雑な企業ほどfreee勤怠管理Plusの設計思想がはまります。

2. 想定ユーザーと働き方

スマレジ・タイムカードは飲食・小売・サービス業など店舗運営での導入が多く、シフト勤務・アルバイト中心の現場に強み。freee勤怠管理Plusは特に51人以上1,000人以下の企業のニーズをカバーとされ、オフィスワーク主体の中堅企業を想定しています。

3. 打刻方法

両者ともマルチ打刻に対応。スマレジ・タイムカードはパスコードや顔認証、位置情報(GPS)による不正防止対策を備え、笑顔認証など独自のUXを持ちます。freee勤怠管理PlusはPCやスマホ・タブレットからのWeb打刻はもちろんのこと、指紋や静脈による生体認証やGPSによる打刻方法にも対応します。

4. 給与計算との連携

スマレジ・タイムカードは人事労務freee・MFクラウド給与・弥生給与などの外部給与計算サービスと連携でき、上位プランでは内部で給与計算も可能です。freee勤怠管理Plusはfreee人事労務との連携を前提とすることで、給与計算から振込ファイル生成まで一気通貫を狙っています。

5. シフト機能

スマレジ・タイムカードのシフトはPOSの売上データと組み合わせて人件費率まで可視化できる点が独自です。freee勤怠管理Plusもシステム内で勤務シフト、お休み希望の収集、シフトの作成、管理まで可能ですが、POS的な売上連動は持ちません。

6. UI/使いやすさ

freee勤怠管理Plusは打刻画面は、紙のタイムカードと同じレイアウトが採用されており、タイムカードでの打刻に慣れた方でも使いやすいよう設計されています。スマレジ・タイムカードは現場のiPadオペレーションに最適化されています。

7. サポート体制

スマレジ・タイムカードはプラン別にチャット・電話サポートが整備されています。freee勤怠管理Plusは専任のサポートが要件定義のアドバイスをおこない、導入まで継続してサポートする手厚さが特徴です。

8. 比較表(要点まとめ)

観点スマレジ・タイムカードfreee勤怠管理PlusKING OF TIMEジョブカン勤怠管理ジンジャー勤怠
想定業種店舗系(小売・飲食・サービス)オフィス中心の中堅企業多拠点・幅広い業種中小企業全般人事労務全体を整えたい企業
最小料金30名まで無料プランあり月額300円/人(最低5ID相当)月額330円/人機能数に応じた従量課金要見積もり・プラン確認
POS連携◎(スマレジと密結合)×外部連携で対応外部連携で対応外部連携で対応
給与計算連携自社上位プラン+外部給与ソフトfreee人事労務と密連携関連サービス・外部連携が豊富ジョブカンシリーズと連携ジンジャーシリーズと連携
強み笑顔認証・人件費率の可視化複雑な就業規則・労務一気通貫打刻方法と導入実績機能を選びやすい人事労務をまとめやすい

スマレジ・タイムカード vs King of Time

KING OF TIMEは2004年のリリース以来、導入企業数6万4,000社以上、利用者数410万人を超えるユーザーに利用されている勤怠管理システムで、シェアの大きさが特徴です。

料金は初期費用0円、月額330円/人(税込)で利用可能な勤怠管理システム。勤怠管理の全機能はもちろん、4つの連携サービスもすべて追加料金なしで利用できます。具体的には「人事労務」「システムログ」「データ分析」「給与」のサービスを利用可能です。

選び分けの目安としては、KING OF TIMEはPCによるパスワード認証、モバイル機器での認証、ICカード認証といった一般的な打刻方法のほか、顔認証や指紋認証、静脈認証など20種類の打刻方法と外部連携の幅が魅力で、本社・支社・工場が混在する企業に向きます。

一方、店舗運営とPOSデータを連動させたいならスマレジ・タイムカードが優位、というのが住み分けのポイントです。

King of Time を選びやすいケース

KING OF TIME(キング オブ タイム)は、拠点数が多い企業、打刻方法を細かく選びたい企業、勤怠管理システムを中心に人事労務・給与計算ソフト・外部サービスを広く連携したい企業に向いています。スマレジ・タイムカードと比べると、店舗POSとの一体感よりも、勤怠管理そのものの汎用性や類似サービス比較での導入実績が評価されやすいサービスです。

スマレジ・タイムカード vs ジョブカン勤怠管理

ジョブカン勤怠管理は東京都渋谷区に本社を置く株式会社Donutsが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。

料金は出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理、工数管理(※単独利用不可)の4つの機能から自由に組み合わせて利用できます。利用機能数に応じて金額が異なります。機能1つの場合200円/月、2つの場合300円/月、3つの場合400円/月、4つの場合500円/月となります。

月額2,000円の最低利用料金がある点もチェックポイントです。

選び分けは、必要機能を細かく取捨選択したいならジョブカン、店舗売上と人件費のセットで管理したいならスマレジ・タイムカード、という整理が現実的です。

ジョブカン勤怠管理を選びやすいケース

ジョブカン勤怠管理は、出勤管理、シフト管理、休暇・申請管理など、必要な機能から段階的に使いたい中小企業に向いています。勤怠管理システムの導入で「まずは最低限の打刻と申請から始めたい」場合は比較対象になります。一方で、スマレジPOSの売上データを使って人件費率や労働分配率まで見たい店舗では、スマレジ・タイムカードのほうが業務に合いやすい場面があります。

スマレジ・タイムカード vs ジンジャー勤怠

ジンジャー勤怠はjinjer株式会社が提供するクラウド型勤怠管理システムで、人事・労務・給与など同シリーズの幅広いプロダクトと連携できる点が特徴です。

価格は公開情報が複数あり、おおむね1ユーザーあたり月額数百円帯。1ユーザーあたり月額400円〜で利用できるといった紹介もあります。最新の料金は公式に直接確認するのが確実です。

選び分けの観点では、ジンジャー勤怠は勤怠管理以外にも、労務・人事などのバックオフィス業務を効率化させる他のサービスも提供されており、人事領域のシリーズ展開を活かしたい企業に向きます。スマレジ・タイムカードは店舗運営・POS連携の強さで選ばれるケースが多い、と整理できます。

ジンジャー勤怠を選びやすいケース

ジンジャー勤怠は、勤怠管理だけでなく、人事管理、労務管理、給与計算などバックオフィスをシリーズで統一したい企業に向いています。従業員情報を一元管理し、複数の人事労務サービスを同じブランドでそろえたい場合は候補になります。スマレジ・タイムカードは、店舗運営とスマレジPOSの延長で勤怠・シフト・人件費を見たい企業に向きます。

勤怠管理システム比較で見落としやすい5つの観点

1. 給与計算ソフトとの接続

勤怠データは、最終的に給与計算ソフトへ渡して給与明細や賃金台帳に反映されます。スマレジ・タイムカード、freee勤怠管理Plus、KING OF TIME、ジョブカン勤怠管理、ジンジャー勤怠のいずれを選ぶ場合でも、自社が使っている給与計算ソフトにCSV連携できるか、API連携できるか、社員番号や従業員マスタを揃えやすいかを確認してください。

2. 従業員が迷わない打刻方法

勤怠管理システムは、管理者だけでなく従業員が毎日使います。PC打刻、スマホ打刻、タブレット打刻、ICカード、顔認証、GPSなど選択肢は多いですが、現場で迷わず使えることが重要です。店舗で共用端末を置くならスマレジ・タイムカード、拠点や職種が多いならKING OF TIMEのような打刻方法の幅があるサービスも比較対象になります。

3. シフト管理と実績管理のつながり

アルバイトやパートが多い中小企業では、シフト予定と実際の勤怠実績がずれることがよくあります。シフト作成、休暇申請、打刻修正、残業申請、承認フローが同じ画面で追えるかは、月末の締め作業に直結します。店舗運営では、売上予算と人件費のバランスを見ながらシフトを組めるかも重要です。

4. 類似サービスとの比較表だけで決めない

比較表は便利ですが、料金や機能数だけでは判断しきれません。たとえば「給与計算ソフト連携あり」と書かれていても、自社が使っている給与計算ソフトとつながるとは限りません。無料トライアルで、従業員登録、打刻、勤怠締め、給与計算ソフトへの出力、銀行振込データ作成までを一度通すと、実際の手間が見えます。

5. 銀行振込までの作業が残らないか

勤怠管理システムを入れても、給与振込データをExcelで加工しているなら、経理担当者の負担は残ります。勤怠管理、給与計算ソフト、全銀フォーマット作成、インターネットバンキングへのアップロードまでを1つの月次フローとして設計することが重要です。スマレジ・タイムカードを使う場合、この最後の工程をぜんぎんコネクトで補完できます。

中小企業がよくつまずく「給与振込データ作成」の壁

ここまで勤怠管理システムの比較を見てきましたが、勤怠締め→給与計算→銀行振込の流れで、最後の「銀行アップロード用データ作成」につまずく企業が少なくありません。

全銀フォーマット(FBデータ)とは

全銀フォーマットは、銀行のインターネットバンキングへアップロードして一括振込を行うための業界標準ファイル形式です。全銀協規定フォーマットに準拠しており、種別コードN(2)として11:給与振込、12:賞与振込のように、給与振込・賞与振込のレコード仕様が決まっています。

固定長テキストで、120バイト・すべて半角文字といった厳密なレイアウトに従う必要があります。

スマレジ・タイムカード単体ではどこまでできる?

スマレジ・タイムカードの上位プランでは給与計算とCSVダウンロードが可能ですが、銀行が要求する全銀フォーマット形式(FBデータ)のテキストファイルをそのまま出力する機能は、標準で提供されているとは限りません。最新の機能範囲は公式ヘルプで確認することをおすすめします。

そこで活躍するのが、ぜんぎんコネクトです。

ぜんぎんコネクトとは:スマレジ専用の全銀フォーマット作成アプリ

ぜんぎんコネクトは、スマレジ・アプリマーケットで配信されているスマレジ/スマレジ・タイムカード専用のSaaSアプリです。スマレジまたはスマレジ・タイムカードに登録された従業員情報・給与情報をもとに、銀行アップロード用の全銀フォーマット(FBデータ)を作成します。

解決できる課題

  • 給与計算ソフトから出る金額をExcelで加工して銀行アップロード用に整形している
  • 全銀フォーマットの仕様書とにらめっこしながら手作りしている
  • 社員番号と銀行口座のマスターを二重管理している
  • 振込日直前にデータ作成で残業になる

これらの「最後のひと手間」を、スマレジ環境のままワンストップでこなせるのが特徴です。

想定する利用者

  • スマレジ・タイムカードで勤怠と給与計算は回っているが、振込データだけが手作業
  • 経理・人事担当が1〜2名の中小企業
  • 店舗が複数あり、振込人数がそこそこ多い小売・飲食・サービス業

スマレジを使っていない事業者は対象外なので、まずはスマレジ/スマレジ・タイムカードの導入が前提になります。

ぜんぎんコネクトの主な機能イメージ

全銀フォーマットの自動生成

社員ごとの銀行コード・支店コード・口座種別・口座番号・受取人名・振込金額を、所定の桁数・半角・前ゼロ埋めなど全銀協ルールに沿って整形してくれます。最大桁数の「N」は数字を示していますので、右詰めとし、桁が余る場合は「0」で埋めてくださいといった細かな仕様もシステム側で吸収します。

社員番号・口座情報の管理

スマレジ・タイムカード側の社員番号と紐づけて、口座情報を一元管理できる設計です。退職者・新入社員の異動が発生しても、マスターの更新が容易になります。

CSVファイル等の取り込み・確認

入力データの確認画面で、項目の不足や桁数オーバーなどを事前にチェックできます。アップロード前に「金額・件数の合計」を画面で確認できるため、銀行側で弾かれる事故を減らせます。

種別の使い分け

給与振込(種別コード11)と賞与振込(種別コード12)を切り替えて作成できるよう設計されています。

導入ステップ:ぜんぎんコネクトの始め方

ぜんぎんコネクトはスマレジ・アプリマーケットから簡単に試せます。

  1. スマレジ・アプリマーケットを開くapps.smaregi.jp/apps/132
  2. 「30日間 無料体験」を押す:トライアルで実データに近い形を確認できます
  3. スマレジ ID でログインして利用開始:既存のスマレジアカウントでそのまま使えます

無料体験中に、自社の従業員データを使って一度全銀フォーマットを生成し、テスト用にメインバンクへアップロードできるか確認しておくと、本番運用がスムーズです。

銀行アップロードまでの全体フロー(運用イメージ)

ステップ1:勤怠締め

スマレジ・タイムカードで打刻データを締めます。打刻漏れ・休憩時間・残業申請の承認漏れがないか確認します。

ステップ2:給与計算

スマレジ・タイムカードの給与計算機能、または連携している外部給与計算ソフトで支給額を確定します。

ステップ3:ぜんぎんコネクトでFBデータ作成

確定した支給額と社員マスターをもとに、ぜんぎんコネクトで全銀フォーマットのテキストファイルを生成します。件数・合計金額が想定と一致するかを画面で確認します。

ステップ4:銀行にアップロード

メインバンクのインターネットバンキングにログインし、振込指定日を設定してファイルをアップロードします。振込指定日の前営業日までの所定時限を必ず銀行公式情報で確認してください。

どちらの勤怠管理システムでもぜんぎんコネクトは使える?

ぜんぎんコネクトはスマレジ/スマレジ・タイムカードユーザー向けのアプリです。freee勤怠管理Plus・KING OF TIME・ジョブカン勤怠管理・ジンジャー勤怠など他社サービスを単独で利用している場合は対象外です。

これらの類似サービスと比較したうえで「やはり店舗オペレーションにはスマレジが合う」と判断した企業が、スマレジ・タイムカード+ぜんぎんコネクトという組み合わせを採用するのが一般的な流れです。

中小企業向け:勤怠管理システム選びのチェックリスト

比較表だけでは決められないとき、次のチェック項目を埋めてみてください。

  • 業種:店舗(小売・飲食)/オフィス/工場/混在
  • 従業員数:〜30名/31〜100名/101〜500名
  • 雇用形態:正社員のみ/パート・アルバイト多め/混在
  • 就業ルール:シンプル/フレックス・変形労働あり/裁量労働あり
  • POS/会計/給与ソフトの現状
  • 銀行振込の現状運用:手入力/CSV取込/FBデータアップロード
  • バックオフィス人員:1名/2〜3名/専任チーム

店舗運営・POS連携・笑顔認証など現場色の強い項目が多ければスマレジ・タイムカード寄り、複雑な就業規則・本社人事一元化の項目が多ければfreee勤怠管理Plusやジンジャー勤怠寄り、シェア・サポート重視ならKING OF TIME寄り、機能を取捨選択したいならジョブカン勤怠管理寄り、と整理できます。

ぜんぎんコネクトを使うメリットを具体的に

1. 振込作業の時間短縮

Excelで全銀フォーマットを手作りしていた工数を、画面操作と確認だけで完了させられます。月次の締め作業が短縮できれば、ほかの業務に振り向ける時間が増えます。

2. ヒューマンエラーの削減

桁数・半角・前ゼロ埋めなど、人が手で整形するとミスが起きやすい部分をシステムが処理します。銀行側でのリジェクトを避けられる可能性が高まります。

3. マスター情報の一元化

社員番号と口座情報をスマレジ環境内で管理できるため、退職・入社・異動が起きても更新箇所が分散しません。

4. スマレジを使い続けたまま導入できる

既存業務を変えずに、最後の振込工程だけ強化できます。勤怠管理システム自体を乗り換えるよりも、はるかに低リスクです。

導入前に確認しておきたいポイント

  • メインバンクが全銀フォーマットの取込に対応しているか:多くの主要銀行は対応していますが、ご利用銀行の最新仕様をご確認ください
  • 振込手数料・締切時間:振込手数料や受付時限は金融機関ごとに異なります
  • 社員口座情報の最新化:結婚等による氏名変更、口座変更を反映してから生成してください
  • テスト運用:本番前にトライアルで1回通すと安心です

まとめ

勤怠管理システムは、業種や働き方によって最適解が変わります。店舗運営でPOS連携を活かしたいならスマレジ・タイムカード、オフィスワーク中心で複雑な就業規則を運用したいならfreee勤怠管理Plus、シェアと打刻方法の幅を取りたいならKING OF TIME、機能を取捨選択したいならジョブカン勤怠管理、人事領域全体を揃えたいならジンジャー勤怠——というのが大枠の整理です。

そして、どの勤怠管理を選んでも、最後に残る「銀行アップロード用の振込データ作成」 を自動化できれば、月末・月初の経理工数は大きく短縮できます。スマレジ・タイムカード環境でこの工程を埋めるのが、ぜんぎんコネクトです。

まずは30日間の無料体験で、自社の給料日サイクルに合うかを確かめてみてください。

FAQ

よくある質問

Q. ぜんぎんコネクトはスマレジ・タイムカードのどのプランから使えますか?
スマレジ・アプリマーケットからの導入が前提となるため、スマレジまたはスマレジ・タイムカードのアカウントが必要です。プラン要件はスマレジ・アプリマーケットのアプリページで最新情報をご確認ください。
Q. freee勤怠管理Plusから乗り換える価値はありますか?
オフィス中心で複雑な就業規則を運用しており、freee人事労務との連携で十分に回っている企業は、無理に乗り換える必要はありません。店舗運営があり、POSとの連動や人件費率管理を重視するなら、スマレジ・タイムカードへの乗り換え検討余地は十分にあります。
Q. 全銀フォーマットは全国の銀行で使えますか?
多くの金融機関で利用できますが、各行ごとに細かな仕様差があります。120バイト固定長、改行は不要、文字コードはJISといった細部の指定は金融機関ごとに案内されていますので、ご利用銀行のマニュアルを必ず参照してください。
Q. King of Timeやジョブカン勤怠管理と比べてスマレジ・タイムカードが特に向く業種は?
小売・飲食・サービスといった店舗運営業種です。POSレジシステム「スマレジ」と連携することで、日々の売上実績や予算データをタイムカードに取り込めるので、売上と人件費を同じ画面で見たい店舗には強みがあります。
Q. ジンジャー勤怠との違いを一言でいうと?
ジンジャー勤怠はバックオフィス全体(人事・労務・給与など)をシリーズで揃えたい企業向け、スマレジ・タイムカードはPOS連携を含む店舗運営DXに強い、というのが大きな違いです。
Q. 30日間の無料体験中に解約しても料金はかかりませんか?
ぜんぎんコネクトはスマレジ・アプリマーケット経由で「30日間 無料体験」が用意されています。詳細条件はアプリページの最新の規約をご確認ください。
Q. 賞与の振込にも対応できますか?
全銀フォーマット上、給与(種別コード11)と賞与(種別コード12)は別々の種別コードで規定されています。11:給与振込、12:賞与振込のように区別して作成できる仕様で設計されています。
Q. CSVファイルの取り込みは可能ですか?
スマレジ環境の社員番号と紐づけて、CSVファイルで一括取り込みができる設計です。退職者・新入社員のマスター更新もまとめて行えます。